Say You!バックナンバー・コーナー

■ 卒業生・在校生のメッセージ ■

004 『サマースクールから始まって』 高良玉代

(2003.10.24 UP)
 期待に胸を膨らませ、初めて勝田声優学院のドアをくぐった昨年八月の某日、まずその参加者の多さに驚かされました。多い‥‥そして若い。聞くところによると、この日の為に地方から遠路遥々やって来た人も少なくないとのこと。自然に気持ちが引き締まりました。そんな緊張した雰囲気を感じながら、私のサマースクールは始まりました。

 サマースクールは勝田の普段の授業を濃縮して体験出来る、濃密な二日間。その二日間で私は、自分の出来ないっぷりや考えの甘さを再認識し、愕然としました。

 まず発音・アクセントでは、鼻濁音がどうしても発音出来ない。そして発声では、腹式呼吸が出来ない、息が続かない、声が小さい、喉は痛くなる。さらに自己アピールにおいては、トークがどうとかそれ以前に、姿勢や返事やあいさつが、人として出来ていない、笑顔が固い。極め付けに演技・エモーションにおいては、想像力がない、若さがない、感情が表現出来ていない。もう数え上げればキリがありません。

 しかし、どの先生方もそんな私たちに真剣に接して下さいました。私たちが出来なければ出来るまで、様々な手段や言葉を用いて指導して下さいました。一朝一夕では出来ないものに関しては、「今は出来なくても、この先の自分の努力次第でどうにかすることが出来る」という事を、そしてそのやり方やヒントを教えて下さいました。先生方やその熱意に、私はこれが体験入学であることを忘れ、すでに勝田生になった気持ちでうなずいていました。

 またサマースクールでは、先輩方の日頃の成果を拝見する機会もいただきました。私はそこで、演技はもちろんですが、何よりも先輩方の生き生きとした姿に感銘を受けました。どの顔も「好きなことを精一杯やっている」という喜びで輝いているように思えました。

 この貴重な二日間が、私の決意を動かぬものにしてくれました。

 勝田に入学して半年が経ち、半年前とはクラスの雰囲気も変わったように思います。入学当初は、教わることに受け身だった姿勢が自発的に教わろうとする姿勢に変化し、それと共に少しずつですが、日々の練習の成果が感じられるようになってきました。毎回の授業は厳しくも楽しく、真剣に立ち向かえば真剣な答えが返ってきます。サマースクールで体験した通りです。いま改めて「勝田に入って良かった」と思うのです。

 『なせばなりなさねばならずなるものをならぬは人のなさぬなりけり』

 調音訓練の中の例文ですが、まさにその通りだと思います。この先何度も壁にぶつかり、自分に負けそうになることがあるでしょう。その時はこの言葉を、サマーでの決意を、初心を思い出し、頑張っていきたいと思います。

以降、続々登場予定!

copyright (C) since 2001 
勝田声優学院
All rights reserved

このHP内全てのコンテンツには著作権があります。
無断での複写・転載・配布一切を堅く禁じます。