Say You!バックナンバー・コーナー

■ 卒業生・在校生のメッセージ ■

006 『森川智之さん 特別授業を受けて』 藤野泰子

(2004.07.21 UP)
 Cスタジオに勝田先生と一緒に入っていらした森川さんを見て、まずその存在感に圧倒されました。なんというか『プロの存在感』というようなものを感じたのです。

 始めに、森川さんがなぜ勝田に入ったのか、そして勝田に入学してから現在に至るまでを簡略に話して下さいました。外郎売をそれこそ朝から晩まで練習したこと、勝田のない日をいかに過ごすかということ。そしていかにチャンスを次に繋げるか、その為に、現在なにが出来るのかを常に念頭に置いていること‥‥など、話の端々で、プロになるための気構え、そして自分でその道をどう進むのかを考え、継続して努力することの大切さを感じました。

 授業の後半は、私たちからの質問に答えて下さり、もう1つ、外郎売をリレー形式でまわすということをやりました。

 質疑応答では、芝居を演るにあたって森川さんご自身が気をつけていること、役者としての心構え、芝居をする上で大切なことなど、より芝居をということに踏み込んだ話を聞くことが出来ました。特に『芝居をする上で、役に没頭している自分と、それを冷静に第三者的目線で見ている自分とがバランスよく存在しないと、独りよがりになったり、お客さんに伝わらなかったりする』というお話を聞いて、自分はどちらがより不足しているのか、そして不足を補うためには何をしていけば良いのかを考え、自分を改めて見つめ直す機会になりました。

 また、『プロは120%まで出せる。それを本番は100%の丁度良いところに収める。私たちはまだ100%を越えていないから、丁度良いところが判らない』ということを伺いました。これは勝田先生も授業の時に仰っていたことで、まだまだ自分には『出す』ということが不足していて、これはとても重要なことなんだと実感しました。

 そして外郎売では、違うクラスの人がどんな売り方をするのか知ることができ、また森川さんの外郎売を聞き、その凄さに圧倒されました。

 あっという間の3時間でしたが、役者の心構え、芝居についてなど得られたものは沢山あり、とても充実した時間を過ごすことができました。勝田に入って3ヶ月が経ち、もうすぐ夏休みです。今回の森川さんの授業から得たものを大切にして、これからも自分なりに役者の道を進んで行きたいと思います。
2004年7月発行「Say You」第118号より抜粋

以降、続々登場予定!

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